【東大阪市花園本町 雑種 茶白 りおくん 無事保護できました!】

📍東大阪市花園本町 雑種 茶白 りおくん 無事保護

9月19日、病院に行き車に乗車しようとしたとき、とっさに怖くなり脱走してしまったりお君。
りお君は11歳、体重8kgの少しぽっちゃりした家猫で、外の世界を知りません。とても臆病で警戒心が強く、飼い主様以外には鳴かず、近寄ることもない子でした。

依頼を受けてすぐに捜索を開始。チラシ配布や周辺への聞き込みを行いましたが、目撃情報はゼロ。その地域には外猫も多く、大きな家や神社、学校、墓地など隠れる場所が多くありました。
それでも「外を知らない子は遠くへは行かない」と判断し、早朝や夜に繰り返し捜索しました。飼い主様も毎日のように声をかけながら歩き回りましたが、反応はなく…日が経つにつれ不安と焦りが募っていきました。

地域の方々は防犯カメラを確認してくださったり、「最近気にして見ているよ」と声をかけてくれたり、多くの協力をいただきました。しかし白茶の猫は目立つはずなのに、姿は確認できませんでした。

ある日、薬局の防犯カメラを確認すると、これまで想定していたルートとは違う方向へ移動していたことが判明。その先にあった空き家のような場所を調べると、普段は人が住んでいない倉庫だと分かりました。さらに「3日前、夜中に猫同士がケンカする声がした」との証言も。動物病院から徒歩5分の距離でした。

目撃がない以上、ここに潜んでいる可能性が高いと判断。家主さんの許可をいただき、後日朝10時に本格的に捜索することを決めました。

そして当日。周囲を探しても姿がなく、カメラを設置しようとしたその時…調査員が倉庫の中にりお君を発見!すぐに飼い主様へ連絡し、現地へ駆けつけていただきました。

その間も警戒するりお君は倉庫の上や下に逃げ込み、出入口をふさぎながらの攻防が続きました。飼い主様が到着し声をかけると、今まで鳴かなかったりお君が「にゃーーー!」と大きく鳴きました。しかし寄っては来ず、隠れたまま…。網で捕獲を試みるも、するりと抜け出してしまいました。

それでも、飼い主様の声に少しずつ心が動いたのか、警戒が緩んだ瞬間が訪れました。
ついに飼い主様が自ら首をつかみ、りお君をしっかりと捕獲!すぐに洗濯ネットへ入れ、ケースに収めました。

安堵の声と涙で包まれた瞬間でした。
りお君はその後すぐに病院へ行き、点滴を受けて元気を取り戻しました。飼い主様は「メンタル面まで支えていただき本当に心強かった」と感謝の言葉をくださいました。

病院からの脱走から約1か月。臆病で警戒心の強いりお君との再会は、飼い主様と私たちにとっても大きな感動となりました。
もう怖い思いをすることなく、これからは安心して飼い主様と過ごしてほしいと願います。

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