調査事例紹介 ②
調査事例紹介
信用調査ケース１
依頼者 60代男性 K様
母親は数年前に他界しており、1人で暮らす父親に1年位前から交際相手のような女性がいるようだが、金銭がその女性に流れている様子で怪しい状況で調査をお願いしたい。
依頼の背景
10年前に母親が他界してから、父親は愛知県の実家で一人暮らしをしていました。ご依頼者様家族は兵庫県に住んでおり、父子関係が良好ではなかったため、年に数回しか実家を訪れていませんでした。
２年ほど前から、父親と親しい50歳過ぎの女性が現れ、ご依頼者様にも仕事のパートナーとして紹介されましたが、彼女の職業にも不審に感じる点がありました。1か月前、父親からその女性と籍を入れると連絡があり、ご依頼者様は反対しましたが、父親は聞き入れませんでした。
証券会社の担当者から、父親がここ最近でかなりの額を解約していると連絡があり、依頼者は父親がその女性に騙されているのではないかと疑い調査に至ったとのこと。
調査結果
父親、女性、依頼人の3人が昼食を共にする機会を設け、食事後に依頼人と別れてから、父親と女性の追跡調査を開始しました。
父親と女性は食事後、喫茶店でお茶を飲み、その後2人で証券会社に向かいました。その際、父親が証券会社の担当者に「夕方には証券会社に行く」と連絡したため、担当者から依頼人にその旨が伝えられました。
証券会社の近くで女性は近くの喫茶店に入り、父親は1人で証券会社に入りました。約1時間後、父親が証券会社を出て喫茶店で女性と合流し、現金の入った封筒を女性に渡したことを確認しました。
その後、2人は別れ、女性の帰宅先を突き止めて1日目の調査を終了しました。
翌日からは女性の自宅から調査を開始し、2日間にわたり彼女の素行調査を実施しました。女性は一人暮らしで、仕事をしている様子は見られず、数名の男性と接触していることが確認されました。
その後、父親と女性は正式な婚姻関係ではないものの養子縁組をしており、しばらくして父親が他界しました。養子縁組により相続の問題が発生し、依頼人は女性を詐欺で訴えました。裁判の結果、女性は詐欺の前科があったため、最終的に養子縁組が無効とされました。
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