IT & Information Security Risk

IT情報リスクについて

情報セキュリティにおける
「脅威」と「リスク」に対処。
ネット上のトラブル・風評被害からビジネスと人を守ります。

情報セキュリティにおける「脅威」と「リスク」の違い


「情報セキュリティについて調べているけれど、『脅威』が何を意味するのかよく分からない…」
「脅威とリスクってどんな違いがあるの?」

このようにお悩みの方に向けて、本記事では情報セキュリティにおける「脅威」の意味と「リスク」との違いを丁寧に解説します。図を用いてわかりやすく説明しますので、ぜひご覧ください。

情報セキュリティにおける「脅威」とは?
情報セキュリティにおける「脅威」とは、組織や企業が保有する情報資産に損失を与える可能性のある要因(事象)を指します。具体的には、以下のようなものが「脅威」となり得ます

  • サイバー攻撃:悪意のある第三者が企業の情報資産を不正に取得しようとする行為。
  • 自然災害:地震や火災など、予測不可能な自然の力によって情報資産が損なわれる可能性。
  • ヒューマンエラー:人為的なミスによって情報が漏洩したり、破損したりすること。


「リスク」とは?
「リスク」とは、情報資産に対して損失をもたらす可能性のことを指します。「脅威」が具体的な事象であるのに対して、「リスク」はそれらの事象が実際に起こる確率や、発生した場合の影響度を含む概念です。

脅威とリスクの関係
「脅威」は情報資産に直接的な損失を与える要因ですが、それが必ずしもすぐに損失をもたらすわけではありません。これらの「脅威」が実際に損失を与える可能性の度合いを「リスク」と呼びます。例えば、サイバー攻撃が発生する頻度や、その影響の大きさを評価することで、リスクの高さを測ります。

リスク評価は、以下のプロセスを通じて行われます

  • 脅威の特定:どのような脅威が存在するかを明確にします。
  • リスクの分析:各脅威が発生する可能性と、その影響を評価します。
  • リスクの優先順位付け:リスクの高さに応じて、対策の優先度を決定します。


「脅威」の具体例
「脅威」には具体的にどのようなものがあるのかを知ることは、リスク管理の第一歩です。脅威は大きく分けて以下の2種類に分類できます:

  1. 人為的脅威
    人間の行動によって引き起こされる脅威です。さらに、以下の2つに分類されます
  • 意図的脅威:悪意のある行動(例:ハッキングや内部者によるデータ漏洩)
  • 偶発的脅威:意図せず発生するミス(例:誤送信や設定ミス)
  1. 環境的脅威
    自然環境や機材の劣化などによって引き起こされる脅威です。例としては、以下のようなものがあります:
  • 自然災害:地震、火災、洪水
  • 機材の老朽化:ハードウェアの故障や電力障害


これらの脅威の具体例を理解することで、どのような対策が必要かを検討する際の参考にすることができます。

リスク対策を実施するには?

すでに判明している「脅威」を放置せず、「リスク」の高いものから順に削減していくことが重要です。「脅威」の対策を怠ると、情報漏えいやその他の重大な事故を引き起こす可能性があり、自社の信用を損なうだけでなく、取引先企業や顧客にも被害が及ぶ恐れがあります。

「脅威」の種類に応じて有効な対策方法は異なります。具体的な対策例を以下に示します。

意図的脅威の一例「マルウェア」への対策

  • OSやソフトウェアの最新版へのアップデート:常に最新の状態に保つことで、既知の脆弱性を修正します。
  • ウイルス対策ソフトのインストール:マルウェアの検出と防御を行います。
  • 不審なメールを開かない:見覚えのない送信者や内容のメールは開かないよう徹底します。
  • 怪しいリンクをクリックしない:信頼できないリンクは踏まないようにします。

偶発的脅威の一例「メールの誤送信」への対策

  • 送信先の確認を徹底する:送信前に送信先が正しいかを必ず確認します。
  • 送信前の内容確認ポップアップを使用する:確認を促す機能があるメールサービスを利用するか、そのようなシステムを開発します。
  • 全社員に情報セキュリティ研修を行う:リスクを理解し、対策を徹底するための教育を行います。

採用・雇用調査

従業員・採用者の過去のトラブルや経歴の把握など

サイバー調査

WEB風評被害やネットトラブル、誹謗中傷対策など

反社チェック調査

上場前のコンプライアンスチェックや取引先リスク管理など

防犯カメラ設置

小型防犯カメラによる証拠保全・トラブル未然防止など

「脅威」と「リスク」の違いを正しく理解することが重要です。
改めてそれぞれの意味を整理しておきましょう。

  • 👉 脅威: 組織や企業などが保有する情報資産に損失を与える要因(事象)
  • 👉 リスク: 「脅威」が企業などに損失を与える可能性

これらの違いを正しく理解し、適切な対策を講じることで、情報セキュリティの強化に繋げることが重要なのです。

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