警察庁が発表したSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について

最近大阪府で100名近くの投資詐欺事件が摘発されたことは記憶に新しいですが
⇒ＳＮＳ型投資詐欺グループ摘発　８０人規模か、男女８人逮捕―捜査員４７０人で拠点捜索・大阪府警

令和６年８月１日警察庁が「令和6年6月末におけるSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等」を発表しました。

認知状況（令和6年1月～6月）

SNS型投資・ロマンス詐欺: 5,068件（前年同期比 +3,811件）、被害額約660.2億円（前年同期比 +520.2億円）

• SNS型投資詐欺: 3,570件、被害額約506.3億円
• SNS型ロマンス詐欺: 1,498件、被害額約153.9億円

検挙状況（令和6年1月～6月）

• SNS型投資・ロマンス詐欺: 検挙件数36件、検挙人員24人
• SNS型投資詐欺: 25件、14人
• SNS型ロマンス詐欺: 11件、10人

被害者の特徴

性別:

• 投資詐欺: 男性52.4%、女性47.6%
• ロマンス詐欺: 男性62.3%、女性37.7%

年齢層:

• 投資詐欺: 50代が最も多い
• ロマンス詐欺: 40代と50代が多い

詐欺手法

投資詐欺:

• 主にLINEやフェイスブックなどのSNSを通じて接触
• 振込や暗号資産を利用した詐欺

ロマンス詐欺:

• マッチングアプリやダイレクトメッセージを通じて接触
• 振込や電子マネーを利用した詐欺

被疑者の詐称職業

• 投資詐欺: 投資家、著名人など
• ロマンス詐欺: 会社員、投資家、医療関係者など

まとめ

警察庁の「令和6年6月末におけるSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等」によれば、SNSを利用した詐欺の認知件数と被害額は増加しています。SNS型投資詐欺の認知件数は3,570件で被害額は約506.3億円、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は1,498件で被害額は約153.9億円に上ります。これらの詐欺は主にLINEやフェイスブックを通じて行われており、被害者の多くは50代の男性です。

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